株式会社やさか創研代表取締役
古橋 麻美
株式会社やさか創研は、「安心」「安全」「コミュニケーション」を土台に、教育プログラムを提供するほか、産業ドローンを活用した空撮・点検・測量・データ分析・コンサルティング等のサービスを提供しています。弊社が特に力を入れているのは「安全」で、全国の建設・土木・製造業等、様々な業界から安全大会での講演やゼロ災害のための企業研修に招かれています。安全講演での登壇回数は年間100本超。建設業界の他に、商工会議所・高等学校・電力会社・自動車関連企業など累計100社以上の企業や団体で実績があります。
また、災害ドローン救援隊「DRONEBIRD」の一員として、自然災害等などが起きた際に、被災状況を詳細かつ迅速に取得し、人命救助や支援活動のサポートを行うなど、地域社会や社会貢献にも力を入れています。
弊社が産業ドローンの利活用を始めたのは、建設・土木現場等の安全性に懸念があったことがきっかけでした。現場はどこも危険な場所が多く、作業員の安全がしっかりと確保されない状態のまま仕事をしなければならないといった状況が今なお続いています。人間が安全を「意識する」というだけでは、現実的な問題としてなかなか事故を防ぐことができません。人の力では困難なことは、モノの力を頼ることで改善したらどうかー。それが、弊社の考えです。
労働災害を防ぐだけでなく、災害時における救助者の安全を確保できるドローンは、上手に活用することによってこれまで防ぐことのできなかった事故を防ぎ、作業効率やコストを圧縮することができるようになります。これまでは諦めていた事故や救助の限界に可能性をもたらしてくれるのがドローンです。
弊社で実施するドローンサービスにおいては、東京2020オリンピックの暑熱環境調査や空港のエプロン点検、地震被害を受けた南相馬の状況把握等多数の実績経験を持ったパイロットが操縦を行います。法的な申請手続きも確実に行い、正しく適切なルールのもとでドローンを運用することをモットーとしています。
【古橋麻美 ・プロフィール】
ドローンビジネスコーディネーター。もともと建設業界での安全講演や企業研修を行なっていたが、安全を追求するうち、安全性・費用対効果の高いドローンの可能性に気付き、ドローンの産業利活用に関する各種業務代行やコンサルティング業務を行う株式会社やさか創研を設立。企業や自治体に対し、ドローンの活用提案を行う。普段は作業着にヘルメット姿で現場に出て、自らもドローンの安全運用を行なっている。 防災教育推進協会講師も務める。