第13回 災害の歴史

中学1年(戦国プリンセス博士ちゃん)
諸星天音

私は本を読むことが大好きです。ここ数年は特に歴史関連の本にハマり、それが高じて「戦国プリンセス博士ちゃん」としてTVに出演させていただいたりしました。
戦国姫は、災害や防災となんら関わりがないと思うかもしれませんが…出演時に、濱口和久先生の「戦国の城と59人の姫たち」を愛読書として紹介…あれ?濱口先生って…一般財団法人防災教育推進協会常務理事・事務局長?歴史の先生じゃないの?と不思議に思い、防災に興味を持ちました。我ながら、変わった興味の持ち方だったと思います(笑)

そして、日本の災害の歴史に関する本を読み始めました。ご存じの通り、日本は4つのプレートの上に位置しているので地震が多く、倒壊や火災の危険、また、海に囲まれているので津波の心配などもあります。台風や豪雨などでの土砂災害や水害、さらに活火山もたくさんあります。豊かな自然に恵まれてはいるものの、災害大国と言っても過言ではありません。

これらの災害は今に始まったことではなく、長い歴史の中で多くの人々が被災してきました。歴史の本には痛ましい出来事も多く書かれていますが、大切なことは、先人たちが命を守るための知恵をたくさん残して下さっているということだと思います。そして、それを活かして備えに対する意識を高めることもとても重要だと感じました。

多くの方は、学校や職場で防災訓練をしたことがあると思います。ただ、家族や身近な人と災害や防災などについて話しをしたことがあるでしょうか?

今回、私は「ジュニア防災検定」を受検した際に、災害時の連絡方法や待ち合わせ場所、備蓄についてなどを話し合い「家族防災会議レポート」を提出しました。今後は、定期的に防災食を食べたりしながら、防災について話し合える習慣をつけていくと共に、1人でも多くの方に「防災」について興味を持ってもらえるようにしていきたいと思っています。

【諸星天音・プロフィール】

小学4年生頃から歴史関係の本にハマり、2021年2月と2022年3月に「戦国プリンセス博士ちゃん」としてTVに出演。小学6年生頃から、防災の歴史にも興味を持ち、2022年7月にジュニア防災検定(中級)を受検し、『防災検定4級』に合格。同時にジュニア防災検定の課題である防災自由研究優秀賞、家族防災会議特別賞、成績優秀賞を受賞。8月には防災士資格取得試験にも合格。
本を読むことと、近くの城跡まで走るのが日課。最近は防災時のことも考え、学校から自宅まで(約8㎞)走って帰ることもある。歴史を学ぶ楽しさや、防災の大切さなどを沢山の人たちと共有したい元気な中学1年生です。