「世界津波の日」制定  10 周年記念シンポジウム』が開催 令和7年11月21日(金)

濱口和久理事長が基調講演を行いました。
和歌山市で 11 月 21 日に開催された『「世界津波の日」制定 10 周年記念シンポジウムで、一般財団法人防災教育推進協会の濱口和久理事長が基調講演『「稲むらの火」に学ぶ、命を守るタイムリミット』を行い、その後のパネルディスカッションではコーディネーターを務めました。

主催者である和歌山県を代表して宮崎泉知事が挨拶、その後、「世界津波の日」制定に尽力された二階俊博元自民党幹事長の挨拶と続き、第 1 部は濱口理事長の基調講演、第 2 部のパネルディスカッションでは濱口理事長、京都大学防災研究所副所長の矢守克也教授、2018 世界津波の日 in 和歌山高校生サミット議長を務めた伊森安美さん、稲むらの火の館の雑賀聰館長、和歌山県の中村吉良危機管理部長の 5 人で①「過去の教訓を未来に伝えるために必要なこと」②自分の命を守る力を育てるために必要なこと」③未来を担う世代の防災リーダーを育成するために必要なこと」の 3 点について議論しました。シンポジウムシンポジウム終了後、濱口理事長はテレビ和歌山のインタビュー取材を受けました。

※世界津波の日は、平成 27 年の国連総会本会議で日本をはじめ 142 カ国が共同で提案し採択されました。また、11 月 5 日が「世界津波の日」に指定されたのは、安政元年 11 月5日の安政南海地震による津波が現在の和歌山県広川町を襲った際に、稲むらに火をつけることで住民を避難させ、命を救った濱口梧陵の「稲むらの火」の逸話に由来しています。